込み入った権利の関係で写真を掲載出来ないのが厳しいんだけど、テクニカルボディー品川ではカスタムカーや有名チームのレーシングカー製作を長年やっています。
レースカーはとにかくシビア。時間がない割に極限まで作り込むから、迷い迷いやってられない。職人の腕の見せ所。作ってて、
「これでコーナー曲がったらきもちいいだろうなぁ!」
鳥肌がたってくる。
一方、カスタムカーは見栄えが勝負。見栄えが勝負って言うと、ピカピカしてりゃいいのかな?って思うかもしれないけど、そうではない。車の”美しさ”ってのは、色や艶だけで出てくるものではないんだ。
ドアとボディーの隙間が均一になってるかとか、パーツのチリが合ってるかなんて部分を、ミリ以下の精度で作り上げていく。そうしないと、人間の目って賢いから分かっちゃうんです。全体を見た時に、
「かっこはいいんだけど、感動がない・・・」
職人としてそんな車作ってたら恥ずかしい。
すげぇかっこいい車、本当にしっかり作った車にはオーラがある。それをどこまで突き詰めることができるか、職人の技術にかかってくると思ってるんだな。
その他、でかいレースで事故っちゃって、直せなくって困っちゃったチームなんかが、ウチにマシンをかつぎ込んでくることもある。そんな時は、
「絶対元通り以上にしてやるからなっ!」
って気持ちで作業にかかる。
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